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韓国の気候&服装ガイド

旅行前に「今の韓国の天気って ? 」「どんな服がちょうどいい ? 」と迷う人も多いはず。日本と韓国は飛行機で2時間ほどの距離ですが、気温や気候が少し異なるので注意が必要です。この記事では、韓国の春・夏・秋・冬の気候と、それぞれの月にぴったりの服装や持ち物を徹底解説します。旅行前の準備や荷造りの参考にどうぞ !

韓国は中緯度の温暖性気候帯に位置しているため四季がはっきりしており、夏は高温多湿、冬は極寒となります。とくに、梅雨時の集中豪雨や冬の厳しい寒さは、適切な服装や対策をしていないと旅行中に大変かもしれません。
冬(12月~2月)は寒さが厳しく乾燥した気候で、夏(6月~9月初め)は高温多湿で蒸し暑い日が続きます。一方、春(3月~5月)と秋(9月中旬~11月)は晴天が多く乾燥していて、過ごしやすい旅行にぴったりな季節です。
季節 | 気候の特徴 | 服装のポイント |
---|---|---|
春 | 寒暖差が大きく、天気変化も激しい | 長袖+薄手のコート、重ね着で調整 |
夏 |
高温多湿で梅雨・豪雨が多い | 吸汗速乾素材の服、日除け・雨具必須 |
秋 |
晴天が多く、気候が快適 | 秋らしいジャケットやニットでおしゃれに |
冬 | 氷点下の日が多く、乾燥しがち | 厚手アウター+マフラー・防寒小物 |

【特徴】
・朝晩は冬のような寒さ
・日中は晴れると春らしい陽気
・乾燥気味
・PM2.5(ミセモンジ)注意報も出やすい
・下旬には早咲きの桜が咲きはじめることも
【服装】
ポイント : 「朝晩は冬、昼は春」のつもりで、調節しやすい服装がベスト !
・薄手のダウンジャケットやライトコート
・カーディガンやニット+Tシャツ
・デニムやロングスカート (+裏起毛タイツ)
・スニーカーやパンプス、ショートブーツ
【持ち物】
・ストール (温度調節に便利)
・日焼け止め (春でも日差しは強め)
・マスク+目薬 (PM2.5がひどい時期)
・手袋 (朝晩が冷える日はあると便利)

【特徴】
・朝晩はまだ少し肌寒い
・日中は暑さを感じることも
・一日の気温差が大きい
・晴れの日が多いが、黄砂やPM2.5に注意
・時折降る「通り雨(短時間で止む)」にも注意
【服装】
ポイント : “軽やかな春らしい服装だけど、冷え対策も忘れない”のが重要 !
・軽いジャケットやカーディガン
・日中は薄手のトップスでも過ごせる
・インナーにヒートテック (朝晩用に)
・デニムや春用スカート (風が冷たい日はタイツ着用も◎)
・スニーカーやパンプス、ローファー
【持ち物】
・ストール (温度調節に便利)
・日焼け止め (春でも日差しは強め)
・マスク+目薬 (PM2.5がひどい時期)
・折りたたみ傘 (にわか雨の備えに)

【特徴】
・晴天が多くカラッとした気候
・最も旅行に向いている月
・日中は夏のような暑さを感じる日も
・日差しが強い日が多い
・朝晩の気温差もそこまで激しくない
【服装】
ポイント : 薄手で軽やかな服装をベースに、とにかく軽めの服装がベスト
・晴れが続く日は羽織なしでもOK
・半袖or薄手の長袖
・ワンピースや明るめの春コーデ
・日焼け防止に長袖や薄手の羽織を着る人も
・スニーカーやバレエシューズ、サンダル
【持ち物】
・UVカットの帽子やサングラス
・軽い羽織りやストール (朝晩用に)
・マスク (まだPM2.5が気になる場合)

【特徴】
・晴れると昼間は初夏らしい強い日差し
・湿気が徐々に増し、蒸し暑さを感じる日も
・月の後半には梅雨入り
・下旬はにわか雨や夕立、梅雨の始まりに注意
・PM2.5の影響は春より少ないが黄砂が出る日も稀にあり
【服装】
ポイント : 日差し&湿気対策がカギ
・基本は羽織なしでOK
・半袖Tシャツやブラウス、リネンシャツ
・ノースリーブ+羽織りの組み合わせも◎
・薄手のワイドパンツやショートパンツ
・雨に備えて防水スニーカーやレインブーツもおすすめ
【持ち物】
・軽い羽織り(地下鉄や室内のクーラー対策)
・日傘、サングラス、帽子 (日差し対策)
・日焼け止め (SPF高めを用意)
・折りたたみ傘 (特に月末は必須アイテム)

【特徴】
・気温も湿度も急上昇
・体感温度が一気に高くなる
・梅雨の影響で、にわか雨、スコール、雷雨が多発
・湿度が非常に高く、汗が引きにくい体感
・雨が止むとすぐ晴れて、高温&強い日差し
・PM2.5は少ないが、空気はこもりがち
【服装】
ポイント : 「涼しくて乾きやすい」「汗を吸ってベタつかない」素材選びがカギ
・冷房&日差し対策にUVカットパーカーが◎
・通気性の高いTシャツやノースリーブ
・吸汗速乾素材やリネン素材が特に人気
・ショートパンツ、スカート、ワイドパンツ
・速乾性のある靴や厚底ビーサンなど
・雨に備えて防水スニーカーやレインブーツもおすすめ
【持ち物】
・替えの靴下 (突然の雨に備えて)
・ミニ扇風機・汗拭きシート・保冷タオル
・日傘、サングラス、帽子 (日差し対策)
・日焼け止め (SPF50+を用意)
・折りたたみ傘 (常にバッグに忍ばせて)

【特徴】
・日中は強烈な日差しと蒸し暑さで体力を奪われやすい
・にわか雨、夕立、スコール頻発
・夜になっても気温が下がらず寝苦しい日も
・PM2.5の心配は少なめ。空気はクリア
【服装】
ポイント : 「真夏の厳しさ+突然の雨+冷房の効きすぎ」に対応できる服装選びを
・冷房&日差し対策にUVカットパーカーが◎
・色は白やベージュなど、熱を吸収しにくい明るめカラーがおすすめ
・ボトムスは涼しく動きやすいものがベスト
・速乾性のある靴や厚底ビーサンなど
・雨に備えて防水スニーカーやレインブーツもおすすめ
【持ち物】
・替えの靴下 (突然の雨に備えて)
・ミニ扇風機・汗拭きシート・保冷タオル
・日傘、サングラス、帽子 (日差し対策)
・日焼け止め (SPF50以上)
・折りたたみ傘 (予測不能な夕立対策に)

【特徴】
・日中と朝晩の気温差が徐々に大きくなる
・上旬は台風にも注意
・中旬以降は湿度が下がり、カラッとした快適な日が増加
・秋晴れが多く、青空が広がる日も多い
【服装】
ポイント : 夏の軽さ+秋の準備アイテムを取り入れるのがコツ
・上旬 : 薄手のシャツやカーディガンで十分
・下旬 : 朝晩の冷え込みに備えて、薄手のジャケットやパーカーがあると安心
・半袖Tシャツやブラウス、長袖シャツ
・秋色のシューズやブーツで気分が上がる◎
【持ち物】
・日焼け止め (まだ日差しは強め)
・羽織り (冷房対策&朝晩の涼しさ用)
・折りたたみ傘 (台風が多い季節なので一応)
・ミニ扇風機 (上旬の暑さに備えて)

【特徴】
・カラッと晴れた日が多く、快適でとても過ごしやすい
・昼夜の温度差が大きい
・台風の心配もほぼなし
・下旬頃からは本格的な紅葉シーズン
・空気の透明度が高く、絶好の観光日和
・PM2.5の影響は比較的少ないが、日によって注意が必要
【服装】
ポイント : 「秋の重ね着スタイル」で快適に。朝晩の寒暖差に備えるのがカギ !
・薄手のジャケットやパーカー
・長袖Tシャツ、ブラウス、シャツ
・ニットやスウェット (特に下旬以降)
・デニム、スラックス、スカート
・ストッキングやタイツを合わせて足元の防寒も意識
【持ち物】
・ストールやマフラー (特に朝晩用に)
・ハンドクリームやリップクリーム (乾燥に)

【特徴】
・秋晴れが多く、日中は過ごしやすい
・空気が乾燥しやすく、肌・喉のケアが必須
・下旬は朝晩0℃前後まで冷えることもあり、防寒対策が重要
・PM2.5の発生頻度が徐々に増える時期
・下旬は初雪の可能性あり、冬の装いが必要
【服装】
ポイント : 冬の準備開始 ! 重ね着+暖かい素材でしっかり寒さ対策を
・ロングコートやショートジャケット
・ニットセーターや裏起毛スウェット、ヒートテックインナー
・裏起毛デニムやスウェットパンツ
・スニーカーやショートブーツ
・帽子やマフラーなど冬アイテムがあると○
【持ち物】
・ストールや手袋、マフラー (特に朝晩用に)
・フェイスミストや保湿クリーム (こまめに)
・ハンドクリームやリップクリーム (乾燥に)
・マスク (PM2.5と乾燥風の両方に対策)
・手袋&カイロ (風が強い日はかなり冷える)

【特徴】
・一桁気温や氷点下になる日も多く、本格的な冬の到来を感じる時期
・乾燥した凍えるような寒さが特徴
・晴れの日が多いが、風が冷たく体感温度が0度を下回る日も
・積雪は少ないが、路面凍結に注意 !
【服装】
ポイント : とにかく防寒を ! 温かさ重視+重ね着+防風対策を
・防風機能のある厚手のアウター
・タートルネックニットやセーター
・ヒートテック、フリースインナー
・裏起毛デニムやフリースレギンス
・滑りにくいスニーカー
・ロングブーツやムートンブーツ
・厚手マフラーやニット帽、手袋は必須
【持ち物】
・カイロ (貼る + 持つタイプ両方あると便利)
・ハンドクリームやリップクリーム (高保湿)

【特徴】
・一年で最も厳しい寒さが続く「冬本番」
・寒い日は体感温度が-10℃以下になることも
・比較的晴れの日が多く、空気は乾燥
・雪が降る日もあるが、積もるのは主に郊外
・PM2.5は比較的少ない
【服装】
ポイント : 身を切るような寒さが続く ! 風と寒さを防ぐアイテムが必須
・厚手のロングダウンジャケット
・厚手のタートルネックやニット、裏起毛のスウェット
・ヒートテック、極暖インナー (上下推奨)
・裏起毛パンツ、裏起毛タイツ付きスカート
・滑りにくいスニーカー
・ロングブーツやムートンブーツ
・厚手マフラーやニット帽、手袋は必須
【持ち物】
・貼るカイロ(背中・お腹・靴用)をフル活用 !
・ハンドクリームやリップクリーム (高保湿のものが◎)
・加湿マスクや のどスプレー (乾燥&冷気)
・圧縮袋活用推奨 (冬は服がかさばるため)

【特徴】
・朝晩を除いて昼間は過ごしやすくなる
・降水量も少なく晴天の日が増えるが、乾燥した日が多い
・雪が降る可能性も少しあり (特に上旬)
・PM2.5が増え始める時期
・風が強い日も多いため、体感温度は実際の気温より寒く感じることも
【服装】
ポイント : 昼夜の寒暖差+乾燥+PM2.5対策を意識した服装選びを
・冬用アウター (風を防ぐ防風加工だと安心)
・厚手のニットやスウェット
・カーディガン+シャツで温度調節できると◎
・極暖インナーやヒートテック
・デニムや裏起毛スウェットパンツ
・冬用ブーツやスニーカー
・厚手マフラーやニット帽、手袋
【持ち物】
・KF94やN95マスク (PM2.5対策に)
・ハンドクリームやリップクリーム (高保湿のものが◎)
・スマホ対応の手袋 (スマホ操作も快適に)

韓国旅行を成功させるためには、渡航時期の気候にあわせた「服装」と「持ち物選び」がとっても重要です。特に、韓国の春と秋は朝晩と日中の寒暖差が大きく、重ね着で調節しやすいスタイルがおすすめ。一方、夏は高温多湿、冬は氷点下になる厳しい寒さに備える必要があります。
さらに、韓国ではPM2.5(ミセモンジ)や黄砂の影響も季節によって異なるため、春や秋の旅行ではマスクや目薬などの対策も忘れずに。特に春は花粉・黄砂・PM2.5がトリプルで襲ってくるので、敏感肌や呼吸器が弱い方は注意が必要です。
旅行の荷物をコンパクトにするためには、圧縮袋を活用したり、インナーを温度調整しやすいヒートテック素材にするなど、機能性と快適性のバランスがポイントです。軽くて暖かい・乾きやすい・防風性のある素材を選ぶことで、韓国滞在がより快適になります。
photo : 무신사