地元民が愛する隠れた名所をご紹介します
“夢みて(Dream)、創って(Design)、楽しむ(Play)”という意味をもつ「DDP(東大門デザインプラザ)」は、2014年にオープンした複合施設で、韓国を代表する近未来的な建築物として有名です。迫力のある大きさと、アルミパネルで作られた独特なデザインが特徴的で、ライトアップされる夜には幻想的な雰囲気に一層磨きがかかります。施設内には展示ホールや博物館、ギャラリー、カフェなどがあり、時期によってはファッションショーや国際的なデザイン展が開かれます。ショッピングで有名な東大門エリアに位置しており、気軽に訪問できるのもポイントです。
宗廟は、朝鮮王室の歴代王・王妃・皇帝・皇后の霊を祀るために建てられた施設で、韓国の伝統と歴史を象徴する重要な文化財です。1592年の文禄・慶長の役により一度焼失しましたが、1608年には再建され、現在もその原型を留めたまま保存されています。その朝鮮建築の美しさと歴史的価値が認められ、1995年には「ユネスコ世界文化遺産」に登録されました。日本語ガイドもあるため、韓国の歴史や建築を深く学ぶのに最適な場所です。
ソウルの中心を流れる「漢江(ハンガン)」沿いには多くの公園がありますが、中でも「汝矣島(ヨイド)漢江公園」は地元の人や観光客からも圧倒的に人気のある場所です。会社の終わる時間帯や週末になると、散歩や出前を頼んで食事を楽しむ人々の姿が多く見られ、定番デートスポットとなっています。二人乗り自転車でサイクリングしたり、コンビニにある専用の機械で調理する「漢江ラーメン」もおすすめ。また、春には桜祭り、夏にはプール、秋には花火大会、冬には雪ソリ場など、一年を通して楽しいイベントが開催され、四季折々の楽しみ方ができるのも魅力のひとつです。
「駱山(ナッサン)公園」は、演劇の街・大学路(テハンノ)の小高い丘に位置する公園です。この公園はソウル市内を一望できる最高のロケーションにあり、特にその夜景の美しさは南山(ナムサン)と並ぶほど ! また、東大門やNソウルタワーを一望することができ、数多くの韓国ドラマ・韓国映画が撮影されてきました。夜にはロマンチックなムードが漂い、若いカップルのデートスポットとしても非常に人気が高い場所です。
南大門市場は約2万坪の広さを誇り、約1万の店舗数を構える韓国最大級の市場。起源は1414年に遡り、国が商人に商売の場を貸したことから始まりました。戦争や火災などの困難を乗り越え、現在では約600年の歴史を誇る人気の市場となっています。特に衣料品、アクセサリー、家庭用品、食品などが豊富に揃い、「南大門市場に無いものはない」と言われるほど。また、韓国の伝統工芸品やお土産も手頃な価格で購入できるため、地元の人々だけでなく観光客にも人気があります。
北村韓屋村は、ソウルを代表する観光名所のひとつで、韓国の伝統家屋「韓屋(ハノク)」が現存している趣深いエリアです。ドラマや映画のロケ地としても有名で、まるで朝鮮時代の城下町にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。さらに、歴史と文化が詰まった「フォトスポット」としても人気があり、北村韓屋村にある8つの絶景スポット「北村八景」を全てを巡るのもおすすめ。なお、日曜日は「路地休みの日」となり、韓屋を自由に見て歩けないため注意が必要です。
『SPAREX グッドモーニングシティ』は、東大門のショッピングセンター「GOOD MORNING CITY」の地下3・4階に位置する24時間営業の温浴施設です。ショッピングセンターの営業時間や休業日とは別に運営されており、1階のエレベーターから直接アクセスできます。このチムジルバンは、館内が韓国の伝統家屋「韓屋」を再現したユニークなデザインとなっており、昔ながらの雰囲気を楽しみたい方にぴったりの空間◎ 館内には韓国式サウナ・お風呂・食事・アカスリ・マッサージ施設などが揃い、韓国ならではのリラックス体験ができます。
朝鮮王朝の宮殿の中でも、特にその美しい建築と歴史的価値で知られる「昌徳宮(チャンドックン)」。1405年に景福宮の離宮として建てられましたが、豊臣秀吉が朝鮮半島を侵攻した「文禄・慶長の役」で一度焼失し、その後1610年に再建されました。この昌徳宮は、ソウル市内にある古宮の中で唯一、ユネスコの『世界遺産』に指定された宮殿。四季折々の自然が楽しめる美しい庭園や、唯一青い瓦屋根が残る「宣政殿（ソンジョンジョン）」、昌徳宮の正門である「敦化門（トンファムン）」など、見どころ満載です。
「国立中央博物館」は、梨泰院(イテウォン)がある龍山(ヨンサン)エリアに位置し、総面積13万6000平方メートルを誇る巨大な博物館です。地下1階、地上3階の展示館を中心に、7つのテーマ館と39の展示室で構成されており、常設展示場では約9884点の収蔵品が周期的に入れ替えられています。さらっと見ても2〜3時間はかかり、歴史や文化に興味があれば一日中いても時間が足りないほど。国宝や宝物に指定された展示物も多く、その見応えと迫力には圧倒されます。
