
昌徳宮
창덕궁 / チャンドックン
ユネスコ世界文化遺産の美しい宮殿
朝鮮王朝の宮殿の中でも、特にその美しい建築と歴史的価値で知られる「昌徳宮(チャンドックン)」。1405年に景福宮の離宮として建てられましたが、豊臣秀吉が朝鮮半島を侵攻した「文禄・慶長の役」で一度焼失し、その後1610年に再建されました。この昌徳宮は、ソウル市内にある古宮の中で唯一、ユネスコの『世界遺産』に指定された宮殿。四季折々の自然が楽しめる美しい庭園や、唯一青い瓦屋根が残る「宣政殿(ソンジョンジョン)」、昌徳宮の正門である「敦化門(トンファムン)」など、見どころ満載です。
おすすめポイント

約270年間「正宮」として使用された昌徳宮
同時期に焼失した「景福宮」が再建されなかったため、「昌徳宮」は約270年間にわたり正宮として使用されました。王が最も長く暮らした宮殿であり、朝鮮王朝の生活様式や趣、思想を垣間見ることができます。「景福宮」が政務の効率性を重視した構造であるのに対し、「昌徳宮」は自然の地形に沿って建物が配置され、非定型的な造形美が際立つ設計。4万千3平方メートルの広さを誇る敷地内は見どころ満載で、都会の喧騒を忘れてゆっくり散策したい人におすすめです。

自由に観覧できる「一般観覧エリア」
入口から正殿周辺までは『一般観覧エリア』と呼ばれ、チケットを購入すれば自由に観覧することができます。このエリアには、ソウルの宮殿に現存する最古の正門「敦化門(トンファムン)」、ソウル最古の石橋「錦川橋(クムチョンギョ)」、昌徳宮の正殿である「仁政殿(インジョンジョン)」、宮殿内で唯一青い瓦屋根を持つ「宣政殿(ソンジョンジョン)」など、貴重な建築物が数多く揃っています。

ガイドツアーでのみ見学できる「秘苑(後苑)エリア」
昌徳宮の奥にある庭園『秘苑エリア』は別途チケットの購入が必要です。各回100人限定(インターネット予約50枚と当日現場販売50枚)で、観覧は自由散策ではなく、言語別(外国語無料ガイド)の解説を聞きながら進む形となります。通常90分のコースですが、夏の猛暑日・冬の極寒日は70分に短縮して運営しています。
詳細情報
- 月:09:00 - 18:30
- 火:09:00 - 18:30
- 水:09:00 - 18:30
- 木:09:00 - 18:30
- 金:09:00 - 18:30
- 土:09:00 - 18:30
- 日:09:00 - 18:30