ソウル初 ! 運転席のない自動運転バス「清渓A01」

ソウル初 ! 運転席のない自動運転バス「清渓A01」

2025年9月23日からソウル中心部・清渓川 (チョンゲチョン) 沿いをグルっと回る、運転席もハンドルもないシャトルバス「清渓A01 (チョンゲA01) 」の運行がスタートしました。

これはソウル市内で初めて導入されるタイプの『完全自動運転バス』で、清渓広場から広蔵市場までを結ぶ約4.8kmのコースを時速20kmほどで走行します。

徒歩圏内には、広蔵市場、光化門、明洞、東大門、安国、鍾路、北村韓屋村、ソスンラギルなどの人気観光地があるので、観光の途中に気軽に乗車するのもおすすめです。

清渓A01とは ?

清渓A01とは ?

清渓A01はソウル市が導入した市内初の完全自動運転シャトルバスで、最大時速は40km。
ライダー・レーダー・カメラなどのセンサーを使って歩行者や車両、信号を正確に感知し、安全に走行します。

試験運転者が座席に座る従来の自動運転バスとは異なり、運転席そのものが存在しないのが特徴。緊急時に対応するために安全管理者1人が常時乗車しますが、最大で乗客8名までが同時に利用できます。

乗り方はとっても簡単で、停留所に来たバス (清渓A01) に乗り込って降りたい停留所で降りればOK !

運行ルートと時刻

運行ルートと時刻

清渓広場を出発し、セウン商店街・観水橋・広蔵市場などを通過して再び清渓広場に戻る全長約4.8kmの往復コース。

運行区間 : 清渓広場〜広蔵市場 (往復4.8km)
停留所 : 全11カ所
運行時間 : 平日10:00〜16:50 (最終16:00出発)
運行間隔 : 30分ごとに運行 (1日11回)
 ※4回目 11:30出発、5回目 13:00出発 (昼休みは90分間隔)
定員 : 乗客8名+安全管理者1名
車両 : 2台 (ROIIモデル)

※ ただし、週末は運行なしなので要注意 !

停留所やリアルタイムの運行情報は、ネイバーやカカオマップでも確認できます。

▶︎ ネイバーマップはこちら

料金について

料金について

現在は試験期間中のため、交通カードを持つ人なら誰でも『無料』で乗車できます (気候同行カード使用可)。

ただし、乗車時には一般バスと同じように交通カードをタッチする必要があるのでお忘れなく。

ソウル市は、試験運行を十分に行ったうえで2026年後半に有料運行へ移行する予定で、有料化後も「気候同行カード」で無制限利用が可能になり、地下鉄・市内バスとの首都圏共通乗り換え割引も適用される予定です。

実際に乗ってみた感想

実際に乗ってみた感想

乗り心地は非常に静かで、電気モーター特有の小さな駆動音だけが聞こえる程度。安全ベルト着用も義務づけられており、急停車時も安心です。

前方には走行情報を表示するモニターがあり、現在地や次の停留所、周囲の歩行者までリアルタイムで確認できます。

まだ試験運行中のため、急ブレーキのタイミングや停留所への進入が少しぎこちない部分があったり、歩行者やバイクの多い「清渓川エリア」では慎重すぎて停車時間が長くなることも…。

開発会社はソフトウェアを改良して、今後さらに快適な乗り心地を目指していくとのことです。