
「ユネスコ世界文化遺産」に認定されている朝鮮時代の霊廟
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宗廟のなかで、もっとも重要な建物である正殿と永寧殿。『正殿』は朝鮮を建国した「太祖」をはじめ、徳のある政治を行ったとされる19人の王とその王妃、合わせて49の位牌が安置されています。『永寧殿(ヨンニョンジョ)』は、1421年に2代目国王・定宗(チョンジョン)の位牌を祀るために建築され、その後正殿に納められた以外の王族たちの神主を祀るようになった場所です。丹青や装飾は控えめですが、「正殿」と同様の建築様式で建てられており、厳粛な雰囲気が漂っています。

『宗廟』は、同時代の単一木造建築としては世界最大規模を誇り、東西に伸びる珍しい建築様式が特徴です。柱の朱色が美しいこの「正殿」は、歴代の王らがこの世を去るたびに増築されており、現在では101mもの長大な建築となっています。宗廟制度の起源は中国ですが、この横長の造りは韓国オリジナルのものです。

年に一度、毎年5月の第一日曜日には、朝鮮王朝時代から続く王室の祭礼儀式『宗廟大祭(チョンミョ デジェ)』が開催されています。参列者は数百人にものぼり、韓国最大の伝統行事と言えます。現在の祭礼の形式は1462年に定着したものを伝承しているとされており、1975年に「重要無形文化財 第56号」、2001年には「ユネスコ世界無形文化遺産」に指定されました。儀式は無料で拝観できますが、当日は多くの人々で賑わいます。

鍾路3街(종로3가)駅11番出口から徒歩約5分
1時間
1,000ウォン(無料: 満18歳以下・65歳以上・チマチョゴリ着用者)
| Mon | 09:00 - 18:00 |
| Tue | 09:00 - 18:00 |
| Wed | 09:00 - 18:00 |
| Thu | 09:00 - 18:00 |
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